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【2016-3Q決算】 パチンコ関連株の決算日をチェックしよう@w@! [決算考察]

【注意】ブログ&HPの内容による利益損益に関しては、一切の責任を負いません。
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いやぁ~どうもです。

年明けから日経平均-3000円という大暴落を受けて、なかなか更新できずに
1月下旬となってしまいました。ポジションの多くを占めているパチンコ関連株が
それほど下がらなかった事もあり、資産ベースでは-400万円程度に収まって
ますが、既に中国株ショックと遊技くぎ問題で痛烈なダメージを受けているため、
現状は泣きたくなるぐらい厳しいデス(T∀T)

ただ、これからもパチンコ関連株の業績を追いながら投資していく方針に変わり
なく、2016年3Q決算が近づいてきたので、今回は決算カレンダーと注目銘柄
についてチェックしていきたいと思います。まずは決算予定日から見てください。

決算予定日    コード  銘柄 (青字は今回取り上げる銘柄デス)
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1月13日(水)  1418  インターライフホールディングス
1月22日(金)  2411  ゲンダイエージェンシー
1月28日(木)  6730  アクセル
1月28日(木)  9697  カプコン
1月29日(金)  6737  EIZO
1月29日(金)  8141  新光商事
1月29日(金)  9766  コナミホールディングス
1月29日(金)  6257  藤商事
1月29日(金)  2767  フィールズ
2月01日(月)  6419  マースエンジニアリング
2月03日(水)  6417  SANKYO
2月03日(水)  7991  マミヤオーピー
2月05日(金)  6457  グローリー
2月05日(金)  6460  セガサミーホールディングス
2月05日(金)  6736  サン電子
2月05日(金)  6625  JALCOホールディングス
2月09日(火)  6418  日本金銭機械
2月09日(火)  6412  平和
2月09日(火)  6425  ユニバーサルエンターテインメント ⇒ 決算日変更!
2月10日(水)  6430  ダイコク電機
2月10日(水)  4712  アドアーズ
2月10日(水)  6249  ゲームカードジョイコホールディングス
2月12日(金)  6428  オーイズミ
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今回からピーアーク(大手パチンコチェーン)とセガサミーが大株主になっている
インターライフホールディングスを追加しました。株価指数ぐらいしか見る予定は
ありませんが、時価総額も50億円ぐらいで悪くなさそうデス。では続いて、信用
取組みに妙味のありそうな注目銘柄について見ていきましょう。

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■平和 / 3Q決算予定日:2月9日(火)
6412_heiwa_20160124_v2.png
年末の遊技くぎ問題で叩き売られて、年明けからの大暴落で更に売り込まれる
厳しい展開ですが、中国株ショックの安値を割らずに底堅い動きをしています。
三菱UFJモルガンスタンレー証券の格下げを受けて、ドイツ銀行が60万株ほど
売りまくってましたが、遊技くぎ問題の報道後に個人の空売りにぶつけて全て
返済し、信用取組みが一気に改善しました。

このまま株価が下がらなければ、3Q決算で大きな踏み上げがおこる可能性も
ありましたが、市況悪化で売り残が38万株から26万株に減少し、やや微妙な
情勢になりつつあります。強い業績が見込めるため、3Q決算前までには需給
好転に期待したいところデス。ポジションを維持できずに2000株まで減らして
しまったため、1000株ぐらいは買い戻したいと思っています(´・ω・`)

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■SANKYO / 3Q決算予定日:2月3日(水)
6417_sankyo_20160124_v2.png
平和と同様に売り残が20万株ほど溜まっており、3Q決算に向けてチェックして
います。指数的には今でも割高だと思いますが、MAXタイプがホールから消え、
ミドルやライトミドルを主力にしてきたSANKYOのシェア拡大まで織り込めれば
上値余地が十分あるのではないか?と考えるようになってきました@w@;

これまでは常に売り目線で見てきましたが、信用取組みによる株価の下支えも
あり、年明けからの大暴落で虎の子の200株を投げてしまいましたが、余裕が
できたら再度保有したいと思っています。

ではぁ@w@ノシ

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【2016-2Q決算③】 パチンコ関連株 決算考察@w@! [決算考察]

【注意】ブログ&HPの内容による利益損益に関しては、一切の責任を負いません。
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いやぁ~どうもです。

今回は最近ポジションを大きく動かした平和とオーイズミの2016年2Q決算を
考察していきたいと思います(`・ω・´)


平和
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■平成28年3月期第2四半期決算(平成27年4月1日~平成27年9月30日)
売上高    : 1196.20億円 (進捗率:55.6%)
営業利益  :  264.46億円 (進捗率:69.6%)
経常利益  :  258.96億円 (進捗率:70.4%)
2Q純利益  :  192.48億円 (進捗率:85.9%)

■今期会社予想(平成27年4月1日~平成28年3月31日)
売上高    : 2151.00億円
営業利益  :  380.00億円
経常利益  :  368.00億円
通期純利益 :  224.00億円

■業績考察
2Qは「CRルパン三世8」を116945台、「CRジョーズ」を4499台、甘デジの
「CR麻雀物語2」と「CRキャッツアイ」を9000台ほど販売し、これまでの累計
台数はパチンコ機が173596台、パチスロ機が30482台となりました。

≪遊技機販売の進捗状況≫ 計画見直し:有(1回目)
heiwa_20151115_v1.png
※営業利益と純利益には、遊技機事業以外の損益も含まれています。

前作の高い稼働実績に加えてパチンコMAX規制前の特需もあり、導入前には
11万台を超える引き合いのあった「CRルパン三世8」ですが、僅か1ヶ月ほど
で稼働が低下してしまい、ホールさんの期待に応えることができませんでした。
これにより「CRジョーズ」は販売目標の3万台に対して4499台しか売れずに
終わったものの、「CRルパン三世8」だけで116945台も売れたため、純利益
は当初の中間見通しを大幅に上回る192.48億円となっています。

3Qは既に導入されている「ルパン三世ロイヤルロード」が約4万台、「ガールズ
&パンツァー」が約1.7万台、12月に導入予定の「CR乙女フェスティバル」が
約1.2万台となっており、この3機種で7万台が見込まれています。ほぼ1Qと
同じ販売台数であり、パチスロ新筐体による利益率の低下は懸念されますが、
通期見通しは問題なくクリアしてくるでしょう。

株価は2Q決算後に三菱UFJモルガンスタンレー証券の格下げによって大きく
下落しましたが、UFJつばさ証券(2005年)の時代から平和のレーティングを
行なってきた証券会社だけに、強い影響力があったものと思われます。ここは
2月、5月、8月、11月の四半期毎にレーティングを変えている事から、次回は
2月あたりに見直してくる可能性が高く、要注意デス((((;゜Д゜)))

8月下旬からの暴落を受けて1400株まで減らしましたが、上方修正後に買い
増しして4700株になりました。大きなポジションを持つ事に不安はあるものの、
PER10倍という確固たる業績に基づき投資している事から多少の値動きには
惑わされず、通期見通しが上方修正されるまで売るつもりはありません。

12月には個人投資家向けの「野村IR資産運用フェア」へ初めて出展するらしく
IR活動に積極的なところも高く評価しています。平和の社員さんとは株主総会
の時に何度かお話しましたが、いつも元気に受け答えしてくれるので、好印象
だったりします。こういう機会はあまりないので、質問リストを持参してあれこれ
聞いてこようと思います(`・ω・´)


オーイズミ
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■平成28年3月期第2四半期決算(平成27年4月1日~平成27年9月30日)
売上高    :  97.07億円 (進捗率:61.8%)
営業利益  :  14.50億円 (進捗率:78.4%)
経常利益  :  13.88億円 (進捗率:75.4%)
2Q純利益  :   8.74億円 (進捗率:79.5%)

■今期会社予想(平成27年4月1日~平成28年3月31日)
売上高    : 157.00億円
営業利益  :  18.50億円
経常利益  :  18.40億円
通期純利益 :  11.00億円

■業績考察
2Qは「ストライクウィッチーズ」の1機種を販売し、これまでの累計は約9000台
となりました。(販売台数については自分が参考にしている業界サイトの数値に
独自の係数をかけて算出しています。)

≪遊技機販売の進捗状況≫ 計画見直し:有(1回目)
oizumi_20151115_v1.png
※営業利益と純利益には、遊技機事業以外の損益も含まれています。

開発に5年ぐらい掛けたという割りには稼働が伸びず、残念な結果に終わった
「ストライクウィッチーズ」ですが、第1期+第2期に加えて劇場版が製作される
ほど注目度の高い版権だった事もあり、厳しい市場環境の中で約9000台の
売上げとなりました。

3Qは「シュタインズゲート」が導入されているものの、稼働実績を残せなかった
「ストライクウィッチーズ」の影響で販売目標の8000台に対して1300台程度
(SIS導入店平均:1.7台、PW加盟店:990店)しか売れず、下期での上方
修正は絶望的となっています(´・ω・`)

これにより、今期の純利益は会社予想通りの11億円程度に留まるため、PER
は15.6倍になります。特に高くも安くもありませんが、下期での利益上積みが
望めないため大量に持ち続ける理由もなく、一時は12000株ほどポジションを
抱えてましたが、ロスカットして4700株(+空売り5600株)まで減らしました。
最終的に3000株ほど残すかもしれませんが、年末にかけてポジションを解消
していく予定デス((((;゜Д゜)))

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最後にパチンコ関連株の株価指数を見ておきましょう。数値は11月20日(金)
の終値で算出されており、評価はポジション状況に関わらず、進捗率や今後の
業績見通しを考慮しています。
pachinko_kanren_kabu_20151123_v1.png
2Q決算までに通期予想を修正した企業は8社あり、そのうち上方修正したのは
僅か2社だけでした。一概には言えませんが、現在進行形で業界全体が厳しく
なっている事は確かなようデス>w<;

ではぁ@w@ノシ

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【2016-2Q決算②】 パチンコ関連株 決算考察@w@! [決算考察]

【注意】ブログ&HPの内容による利益損益に関しては、一切の責任を負いません。
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いやぁ~どうもです。

だいぶ遅くなってしまいましたが、前回に引続きパチンコ関連株の2016年2Q
決算を考察していきます(`・ω・´)


SANKYO
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■平成28年3月期第2四半期決算(平成27年4月1日~平成27年9月30日)
売上高    :  746.48億円 (進捗率:49.8%)
営業利益  :  113.77億円 (進捗率:81.3%)
経常利益  :  122.43億円 (進捗率:81.6%)
2Q純利益  :   85.04億円 (進捗率:85.0%)

■今期会社予想(平成27年4月1日~平成28年3月31日)
売上高    : 1500.00億円
営業利益  :  140.00億円
経常利益  :  150.00億円
通期純利益 :  100.00億円

■業績考察
2Qは「CRヱヴァンゲリヲン10」を53100台、「CRFマクロスフロンティア2」を
20500台、「パチスロ マクロスフロンティア2」を6900台、その他に「CR機動
戦艦ナデシコ2」、「CRA羽根らんま1/2」などを販売し、これまでの累計台数は
パチンコ機が153795台、パチスロ機が44752台となりました。

≪遊技機販売の進捗状況≫ 計画見直し:無
sankyo_20151115_v1.png
※営業利益と純利益には、遊技機事業以外の損益も含まれています。

エヴァシリーズ最後のMAXタイプとして注目を集めた「CRヱヴァンゲリヲン10」
ですが、前作から僅か9ヶ月という短いスパンでリリースされた事に加え、10月
に「CR牙狼 魔戒ノ花XX」が控えていた事も懸念されて受注を伸ばせず、販売
目標の8万台を大きく下回る53100台となっています(´・ω・`)

純利益は、最も高い収益が期待されていた2Qが1Qに及ばず、85.04億円に
留まりました。数字としてはそれほど悪くないものの、今おかれている株価水準
を考えれば、少なくとも100億円以上は欲しいところでしょう。

3Qは12月導入予定の「CRFアクエリオンEVOL」が3万台、「ヱヴァンゲリヲン
魂を繋ぐもの」が2万台、既にホール導入されている「CRJ‐RUSH」、「インフィ
ニットストラトス」となっており、現状維持ぐらいを想定しています。様ざまな憶測
を呼んだ「インフィニットストラトス」のスペック詐称疑惑は機械回収の予定もなく、
特に大きな影響はなさそうデス((((;゜Д゜)))

株価は通期見通しの純利益100億円でPER42.4倍となっており、2Q業績の
失速から下期での強い上方修正は難しいと見ています。従って、このPER水準
では投資する価値を見出せず、少なくとも買いという選択肢は考えられません。
正直なところ、株価3500円(31.4倍)ぐらいでも何ら違和感はないよね。


ユニバーサルエンターテインメント
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■平成28年3月期第2四半期決算(平成27年4月1日~平成27年9月30日)
売上高    :  451.65億円 (進捗率:45.0%)
営業利益  :   81.46億円 (進捗率:41.1%)
経常利益  :   51.44億円 (進捗率:26.8%)
2Q純利益  :   37.75億円 (進捗率:40.6%)

■今期会社予想(平成27年4月1日~平成28年3月31日)
売上高    : 1003.00億円
営業利益  :  198.00億円
経常利益  :  192.00億円
通期純利益 :   93.00億円

■業績考察
2Qは「シャドウハーツ2」を約12000台、「サンダーVリボルト」を約10000台、
「CRミリオンゴッドライジング」を約21500台、その他に「バジリスク絆2015」、
「まどか☆マギカ」の新パネル、「キングジャック」などを販売し、これまでの累計
はパチスロ機が約83500台、パチンコ機が約21500台となりました。

販売台数についてはユニバーサルが未発表のため、管理人が参考にしている
複数の業界サイトデータに独自の係数をかけて算出しています。しかし今回は
2万台ほど一致せず、だいぶ異なっている可能性があります((((;゜Д゜)))

≪遊技機販売の進捗状況≫ 計画見直し:有(1回目)
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※営業利益と純利益には、遊技機事業以外の損益も含まれています。

1Qは新機種の販売がなかったユニバーサルですが、2Qでは一気に4機種を
リリースし、増産分も加えて7.9万台を売り上げました。これによって中間予想
の8万台に対して+2.5万台ほど超過する事になり、純利益は37.75億円に
増額されています。

3Qは11月下旬に「デビルマン3」が2千台、フィールズ販売となる「CR緑ドン」
が1.5万台、12月中旬に「新ハナビ(マットブラックVER)」が1万台ぐらい予定
されてますが、どれも販売台数が少ないため、利益上積みまでは難しそうデス。
これは意図的かもしれないですが、他社に比べて新基準パチスロ機のリリース
が遅れている点も少し気になるよね@w@;

株価は通期見通しの純利益93億円でPER21.6倍となっており、4Q次第では
下方修正の可能性もあるものの、「キューティハニー」や「CRグレンラガン」等が
控えているため、業績評価としては今のところ2200円(19倍)が適正水準だと
見ています。あとは、マニラベイリゾーツにどれだけの潜在価値を見出せるか?
といった感じでしょう(`・ω・´)

※訂正(2015/11/25)
「キューティハニー」はお蔵入りになったそうデス。申し訳ありません(T∀T)

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最後にパチンコ関連株の株価指数を見ておきましょう。数値は11月16日(月)
の終値で算出されており、評価はポジション状況に関わらず、進捗率や今後の
業績見通しを考慮しています。
pachinko_kanren_kabu_20151116_v1.png
ちょっと気になる点があり、コメントに書いておきます。何かありましたら、ご意見
お願いします。

次回は、「パチンコ関連株2Q決算考察(その3)」をお送りします@w@ノシ

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【2016-2Q決算①】 パチンコ関連株 決算考察@w@! [決算考察]

【注意】ブログ&HPの内容による利益損益に関しては、一切の責任を負いません。
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いやぁ~どうもです。

今回からパチンコ関連株の2Q決算を考察していこうと思います。まず第一弾と
して、業績下方修正を出した藤商事とセガサミーから見ていきましょう(`・ω・´)


藤商事
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■平成28年3月期第2四半期決算(平成27年4月1日~平成27年9月30日)
売上高    : 185.81億円 (進捗率:41.7%)
営業利益  :   4.57億円 (進捗率:11.4%)
経常利益  :   5.30億円 (進捗率:12.9%)
2Q純利益  :   3.07億円 (進捗率:11.8%)

■今期会社予想(平成27年4月1日~平成28年3月31日)
売上高    : 486.00億円 ⇒ 446.00億円 (下方修正)
営業利益  :  65.00億円 ⇒  40.00億円 (下方修正)
経常利益  :  65.00億円 ⇒  41.00億円 (下方修正)
通期純利益 :  40.00億円 ⇒  26.00億円 (下方修正)

■業績考察
2Qは「CR着信アリ」を10900台、「CR地獄少女弐」のライトミドルを2000台、
1Q決算時に計上されてなかった「CRリング呪い再び」を10100台、「パチスロ
地獄少女」を100台など販売して、これまでの累計はパチンコ機が55400台、
パチスロ機が100台となりました。

≪遊技機販売の進捗状況≫ 計画見直し:有(1回目)
fujisyouji_20151104_v2.png
※営業利益と純利益には、遊技機事業以外の損益も含まれています。

夏から秋にかけて繰り広げられたパチンコMAX規制前の滑り込み商戦ですが、
7月末の「CRルパン三世8」、9月の「CRヱヴァンゲリヲン10」、10月の「CR
牙狼 魔戒ノ花XX」の3機種にホールさんの予算が集中し、その他のメーカーは
セット対象(抱き合わせ機種)か大手法人の旗艦店舗でもなければ、機械選定
すら受けられないほど厳しい状況でした>w<;

そんな中、藤商事は今年1番の主力機となる「CR着信アリ」を投入しましたが、
「MAXスペックであれば何台か買ってくれるのではないか?」という甘い思惑は
脆くも打ち砕かれ、販売目標の3万台を大幅に下回る10900台となりました。
これにより2Q短期の純利益は-5.48億円の赤字へ転落し、10月13日には
通期予想の下方修正を発表しています。「CR着信アリ」の機械評価は別として
あれだけ状況が厳しかった事を考えれば、この下方修正は致し方ないでしょう。

3Qは現在導入されている「CR RAVE」、「パチスロ地獄少女」に加えて、「CR
怨み屋本舗」が予定されています。「パチスロ地獄少女」は強気の1万台予定と
なっていますが、ダイコク電機のデータによるとSIS導入店(大手法人さん中心)
の平均が2.9台で、中小法人さんも含めたPW加盟店が3475店となっている
事から多少悪くても8500台程度の売上げは見込めそうデス(`・ω・´)

株価は下方修正した通期純利益の26億円でPER11.5倍程度となっていて
今でも十分割安ですが、2Qまでの純利益が3.07億円しかなく、3Qで利益を
出して更に4Qで利益を上積みできなければクリアは難しいため、この見込みは
業績レンジの上限付近である事を強く意識した方が良いでしょう。ただし、配当
利回りが4%ぐらいあるので、再度下方修正するような事態になっても、あまり
株価には影響しないような気がします。一時期からだいぶ株数を減らしたので
余程の事がない限り、手を出さないつもりでいます。


セガサミーホールディングス
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■平成28年3月期第2四半期決算(平成27年4月1日~平成27年9月30日)
売上高    : 1543.02億円 (進捗率:36.7%)
営業利益  :   57.44億円 (進捗率:23.0%)
経常利益  :   58.67億円 (進捗率:23.5%)
2Q純利益  :    9.64億円 (進捗率: 5.1%)

■今期会社予想(平成27年4月1日~平成28年3月31日)
売上高    : 4200.00億円
営業利益  :  250.00億円
経常利益  :  250.00億円
通期純利益 :  190.00億円

■業績考察
2Qは「北斗の拳 強敵」を69000台、「CR神獣王2」を33000台、「CRあした
のジョー」を16000台、その他にも「CRビッグドリーム」や「CRペルソナ4」など
を販売し、これまでの累計はパチスロ機が70260台、パチンコ機が79604台
となりました。

≪遊技機販売の進捗状況≫ 計画見直し:有(2回目)
segasammy_20151104_v1.png
※営業利益と純利益には、遊技機事業以外の損益も含まれています。

1Q決算では遊技機販売が伸びず、純利益で-79.3億円という巨額な赤字を
計上したセガサミーですが、2Qでは127400台を売上げて9.64億円の黒字
に転換しました。金額こそ小さいものの、これには子会社となるタイヨーエレック
に対するリストラ費用の-18億円も含まれており、2Q短期では実質100億円
ぐらい稼いだ計算になります。

注目された「北斗の拳 強敵」は導入9週目でありながら高い稼働率を維持して
おり、業者間の中古取引ではプレミア価格が付いているほどデス。サミー系で
ここまで高い評価を得られた機械は2013年10月に販売された「化物語」以来
であり、長いこと低迷してきた会社にようやく光が見えたような気がします。

3Qは既に導入済みの「ベヨネッタ」、今週導入の「機甲戦記ドラグナー」、「龍が
如く」、10月中旬には「鬼武者3時空天翔」、「銀と金2」が控えており、そのうち
の4機種が擬似リール搭載機となっています。もしここで高い稼働率を維持して
擬似リール搭載機(+新基準機)の良くないイメージを払拭することができれば
来期V字回復のシナリオも見えてくるため、この3Qは割と重要なポイントになり
そうデス(`・ω・´)

株価は通期純利益の190億円でPER17.8倍程度となってますが、下方修正
が避けられないため、実質33.8倍(100億円)~67.5倍(50億円)ぐらいで
見ておけば良いでしょう。業績だけ言えば赤字転落の可能性もあり、投資したく
なるような魅力は1つもありませんが、来期まで見据える覚悟で押し目を入れる
なら妙味アリ?といったところではないでしょうか。

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最後に、パチンコ関連株の株価指数を見ておきましょう。数値は11月2日(月)
の終値で算出されており、評価はポジション状況に関わらず、進捗率や今後の
業績見通しを考慮しています。
pachinko_kanren_kabu_20151104_v1.png
「シュタインズゲート」が残念な結果に終わったオーイズミと、下方修正となった
藤商事の評価を適正に落としました。オーイズミについては決算考察で触れる
予定なので、それまでお待ちください((((;゜Д゜)))

次回は、「パチンコ関連株2Q決算考察(その2)」をお送りします@w@ノシ

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【2016-1Q決算②】 パチンコ関連株 決算考察@w@! [決算考察]

【注意】ブログ&HPの内容による利益損益に関しては、一切の責任を負いません。
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いやぁ~どうもです。

一週間ぐらい夏休みをもらって北海道に帰省しましたが、その間に0.5円刻みで
指しまくっていたみずほFGが31500株も約定してました。たまにスイング狙いで
手掛ける銘柄だけど、ここまでのポジションは久しぶりデス((((;゜Д゜)))

では前回に引続き、パチンコ関連株の2016年1Q決算を考察していきましょう。


ユニバーサルエンターテインメント
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■平成28年3月期第1四半期決算(平成27年4月1日~平成27年6月30日)
売上高    :  121.97億円 (進捗率:12.2%)
営業利益  :   -7.91億円 (進捗率:赤字のため対象外)
経常利益  :  -12.59億円 (進捗率:赤字のため対象外)
1Q純利益  :    1.61億円 (進捗率: 1.7%)

■今期会社予想(平成27年4月1日~平成28年3月31日)
売上高    : 1003.00億円
営業利益  :  198.00億円
経常利益  :  192.00億円
通期純利益 :   93.00億円

■業績考察
1Qは前期からの持越し分となる「ミリオンゴッド神々の凱旋」と、新パネルで増産
された「沖ドキ!」を販売し、これまでの累計台数はパチスロ機のみで26000台
となりました。

≪遊技機販売の進捗状況≫
universal_20150817_v3.png
※営業利益と純利益には、遊技機事業以外の損益も含まれています。

4月以降に導入された「沖ドキ!」が約9000台で、30パイ仕様の「沖ドキ!30」
が約6000台だったことから、1Qでは15000台前後の売上げを見込んでました
が、「ミリオンゴッド神々の凱旋」の未計上分が10000台ぐらい残っていたらしく、
今期分として加算されています。

営業利益と経常利益は赤字となっているものの、韓国カジノに向けて設立された
関連会社を清算したことで+17.75億円の特別利益が発生し、1Qの純利益は
+1.61億円となりました。2Qでは既に導入済の「CRミリオンゴッドライジング」
に加えて、8月17日から「サンダーVリボルト」を10000台前後、8月24日から
「シャドウハーツ2」を20000台、さらに完全受注生産となる「まどか☆マギカ」の
新パネルも予定されており、中間期までの数値は問題ないでしょう(`・ω・´)

株価はマニラベイリゾーツの進捗状況が材料視されて、ここ3ヶ月で+57%ほど
値上がりしており、ひとまず目先の材料はほぼ織り込んだと言えそうデス。あとは
需給次第で上にも下にも動きそうですが、買い需要が一巡した現状を考えれば、
短期的に売り込まれる可能性が高いと見ています。

ただし、長期では買いだと思っていて、ベストシナリオとなるマニラベイリゾーツの
開業まで織込むなら、カジノ事業で200億円程度、遊技機事業で100億円程度
の純利益を想定しており、PER20倍として時価総額6000億円(株価7500円)
ぐらいまで許容されても不思議はないでしょう。まあ夢のある銘柄だよね=w=;


平和
-----------------------------------------------------------------
■平成28年3月期第1四半期決算(平成27年4月1日~平成27年6月30日)
売上高    :  475.38億円 (進捗率:22.1%)
営業利益  :  114.53億円 (進捗率:30.1%)
経常利益  :  112.68億円 (進捗率:30.6%)
1Q純利益  :   60.03億円 (進捗率:26.8%)

■今期会社予想(平成27年4月1日~平成28年3月31日)
売上高    : 2151.00億円
営業利益  :  380.00億円
経常利益  :  368.00億円
通期純利益 :  224.00億円

■業績考察
1Qでは「CR麻雀物語2」を15519台、「CRキャッツアイ」を20173台、「デビル
サバイバー2」を24580台、追加生産された「麻雀物語3」を2980台(累計では
16787台)販売し、これまでの累計台数はパチンコ機が42532台、パチスロ機
が28204台となりました。

≪遊技機販売の進捗状況≫
heiwa_20150809_v2.png
※営業利益と純利益には、遊技機事業以外の損益も含まれています。

1機種あたりの販売台数を見ると大したことがないものの、安定して2万台前後の
売上げを積み重ねて、前期に引続き好調を維持しています。ゴルフ事業でも順調
に利益を伸ばし、1Qでの純利益は+60.03億円となりました。

2Qでは7月下旬から導入されている「CRルパン三世8」が11万台を超えており、
既に中間期の販売計画を上回っているため、かなり強い上方修正が見込まれて
います。「CRルパン三世8」の機械評価については中古価格が導入3週目にして
半値以下まで落ちていますが、稼動自体は悪くなく、ホールさんの期待に応える
仕上がりだったと見ています。

株価は業績を評価されて2800円を伺うあたりまで上昇しましたが、通期PERで
12.4倍となっており、パチンコ関連株の中では藤商事(PER8.7倍)に次いで
割安デス。株価的にはだいぶ達成感も出ていますが、10月以降に「ルパン三世
ロイヤルロード」や「ガールズ&パンツァー」等も控えているらしく、少なくとも今期
までは期待して良いでしょう。現在1400株(実質1100株)しか持ってないため
安いところがあれば拾っていきたいですが、正直今の価格帯では手を出しにくい
よね@w@;


オーイズミ
-----------------------------------------------------------------
■平成28年3月期第1四半期決算(平成27年4月1日~平成27年6月30日)
売上高    :  34.51億円 (進捗率:22.0%)
営業利益  :   2.76億円 (進捗率:14.9%)
経常利益  :   2.46億円 (進捗率:13.4%)
1Q純利益  :   1.68億円 (進捗率:15.3%)

■今期会社予想(平成27年4月1日~平成28年3月31日)
売上高    : 157.00億円
営業利益  :  18.50億円
経常利益  :  18.40億円
通期純利益 :  11.00億円

■業績考察
1Qではパチスロ機の販売がありませんでした。

≪遊技機販売の進捗状況≫
oizumi_20150818_v2.png
※営業利益と純利益には、遊技機事業以外の損益も含まれています。

「ストライクウィッチーズ」の話題性に期待して手をつけたオーイズミですが、3Qに
「シュタインズゲート」を予定していることが判明し、一気に主力銘柄となりました。
個人的に30点の評価だった「ストライクウィッチーズ」ですが、新基準機の中では
比較的高いユーザー評価となっており、実際に都内のホールさんをいくつか見学
したときも、空き台がないほど稼動している様子でした(`・ω・´)

このままいけば「シュタインズゲート」も同様に売れる可能性が高く、パチスロ機の
売上げが決算に与えるインパクトは小さくありません。過去3年間の実績によると
「喰霊零」を販売した2013年3Q決算では約8500台で+7.22億円の純利益
を計上し、「ひぐらしのなく頃に煌」を販売した2015年3Q決算では約10900台
で+8.97億円の純利益を計上していることから、「シュタインズゲート」の売行き
次第で最大+50%(純利益で16.5億円)の上方修正が狙えるのではないか?
と目論んでいます。

ただ、カジノ銘柄として認識されているオーイズミを業績期待で手掛ける投資家は
少なく、このまま評価されずに終わる可能性も高そうデス。UBS証券が毎日少し
ずつ売りまくっている点も気になるよね((((;゜Д゜)))

-----------------------------------------------------------------

最後に遊技機関連メーカーの株価指数を見ておきましょう。数値は8月14日(金)
の終値で算出されており、評価は進捗率や今後の業績見通しを考慮しています。
pachinko_kanren_kabu_20150814_v2.png
「ストライクウィッチーズ」の稼働率と、黒字の1Q決算を受けて、オーイズミの投資
評価を買いに変更しました。2Q決算を見てから参加しても間に合うと思いますが、
時価総額170億円なら投資妙味があると考えています。

次回は、「オーイズミ株主総会」をお送りします@w@ノシ

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【2016-1Q決算①】 パチンコ関連株 決算考察@w@! [決算考察]

【注意】ブログ&HPの内容による利益損益に関しては、一切の責任を負いません。
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いやぁ~どうもです。

今回からパチンコ関連株の2016年1Q決算を考察していきたいと思います。では
早速みていきましょう(`・ω・´)


SANKYO
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■平成28年3月期第1四半期決算(平成27年4月1日~平成27年6月30日)
売上高    :  359.47億円 (進捗率:24.0%)
営業利益  :   57.70億円 (進捗率:41.2%)
経常利益  :   62.02億円 (進捗率:41.3%)
1Q純利益  :   42.82億円 (進捗率:42.8%)

■今期会社予想(平成27年4月1日~平成28年3月31日)
売上高    : 1500.00億円
営業利益  :  140.00億円
経常利益  :  150.00億円
通期純利益 :  100.00億円

■業績考察
1Qは「CRF宇宙戦艦ヤマト」を23500台、「CRヱヴァンゲリヲン9零号機Ver」を
15000台、「CRパッションモンスター」を14800台、「ヱヴァンゲリヲン希望の槍」
を24500台、「修羅の刻」を11100台販売し、これまでの累計台数はパチンコ機
が65932台、パチスロ機が35771台となりました。

≪遊技機販売の進捗状況≫
sankyo_20150805_v2.png
※営業利益と純利益には、遊技機事業以外の損益も含まれています。

前々回アップした「遊技機の販売台数から利益ベースを予想しよう!」の記事では
ジェイビーの「CRパッションモンスター」と、「ヱヴァンゲリヲン希望の槍」をカウント
せずに5万台程度と書いてしまいましたが、1Qは10万台を超えており、純利益で
+42.82億円という好決算でした。今更ですが、お詫びいたします((((;゜Д゜)))

SANKYOは中間予想を開示してないため、通期の販売計画から探っていくことに
なりますが、8月に「CR機動戦艦ナデシコ2」と「CRマクロスフロンティア2」、9月
には「CRヱヴァンゲリヲン10」が控えており、2Qは11万台以上の売上げが期待
できそうデス。販売台数から見れば50%程度の進捗率になりますが、1Q決算の
利益率を考えれば上方修正は必至でしょう。ただし、これはパチンコMAX規制前
の特殊要因によって売れているだけで、需要の先食い(ホール予算の先取り)とも
捉えることができ、その反動で3Q以降は減益となる可能性も高いとみています。

株価は純利益150億円(+50%の上方修正)を想定しても、PER29.5倍という
割高水準にあるため、少なくとも買いという選択肢はありませんが、自社株買いの
期間中に空売りする勇気もなく、今年は見ているだけで終わりそうデス@w@;


藤商事
-----------------------------------------------------------------
■平成28年3月期第1四半期決算(平成27年4月1日~平成27年6月30日)
売上高    : 108.99億円 (進捗率:22.4%)
営業利益  :  12.42億円 (進捗率:19.1%)
経常利益  :  13.13億円 (進捗率:20.2%)
1Q純利益  :   8.55億円 (進捗率:21.4%)

■今期会社予想(平成27年4月1日~平成28年3月31日)
売上高    : 486.00億円
営業利益  :  65.00億円
経常利益  :  65.00億円
通期純利益 :  40.00億円

■業績考察
1Qは、「CR地獄少女弐」を21100台、「CRAクリスタル&ドラゴン」を3900台、
「CRリング呪い再び」を2600台、その他にスペック違いのパチンコ機を4100台
販売し、これまでの累計台数はパチンコ機のみで31900台となりました。

≪遊技機販売の進捗状況≫
fujisyouji_2015082_v2.png
※営業利益と純利益には、遊技機事業以外の損益も含まれています。

前作の稼動実績を買われて多くのホールに導入された「CR地獄少女弐」ですが、
今回も期待を裏切ることなく、名実ともに藤商事を代表する看板機種となりました。
「CRリング運命の日」のV確ST機として、7月6日から導入されている「CRリング
呪い再び」は工場出荷のタイミングで2600台となっているものの、ホール導入率
や1台30万円かからずにリユース導入できることを考えると、7000台近くが2Q
決算に持ち越されていると思われます。それでいて純利益は+8.55億円もあり、
まずは幸先の良いスタートを切ることができたと言えるでしょう(`・ω・´)

中間期までの販売計画ではパチンコ機が7.7万台となってますが、9月7日には
今期の最有力ホラータイトルとなる「CR着信アリ」が3万台予定されており、特に
不安要素もないため、問題なくクリアしてきそうデス。しかし3Q以降の業績見通し
にはやや疑問を感じており、今のところ会社予想の通期純利益40億円に対して、
30億円(PER11.7倍)~35億円(PER10.0倍)を想定しています。流動性は
乏しいですが、パチンコ関連株の中では1位か2位を争うぐらいバリュー性が高く、
確固たる業績もついてきている以上、何も心配する必要はないと思っています。


セガサミーホールディングス
-----------------------------------------------------------------
■平成28年3月期第1四半期決算(平成27年4月1日~平成27年6月30日)
売上高    :  529.35億円 (進捗率:12.6%)
営業利益  : -94.55億円 (進捗率:赤字のため対象外)
経常利益  : -87.06億円 (進捗率:赤字のため対象外)
1Q純利益  : -79.30億円 (進捗率:赤字のため対象外)

■今期会社予想(平成27年4月1日~平成28年3月31日)
売上高    : 4200.00億円
営業利益  :  250.00億円
経常利益  :  250.00億円
通期純利益 :  190.00億円

■業績考察
1Qは「CR聖戦士ダンバイン」を5000台、「CRガメラ」を4000台、甘デジタイプ
の「CR化物語」を8000台販売し、これまでの累計台数はパチスロ機が102台、
パチンコ機が22362台となりました。

≪遊技機販売の進捗状況≫
segasammy_20150802_v2.png
※営業利益と純利益には、遊技機事業以外の損益も含まれています。

今期1Qではパチスロ機の販売が見送られ、パチンコ機も「CR聖戦士ダンバイン」
と「CRガメラ」の2機種しかなかったため厳しい決算が予想されましたが、どちらも
目標台数の半数さえ届かず、赤字額は-79.30億円まで膨らみました>w<;

中間期までの販売計画ではパチスロ機が16.5万台、パチンコ機が11.0万台と
なっているものの、現時点でパチスロ機は9月7日に導入される「北斗の拳強敵」
の6.5万台しかなく、パチンコ機も「CRあしたのジョー」と「CR神獣王2」の2機種
しかないため、下方修正は必至デス。セガサミーは遊技機メーカーとして、サミー、
ロデオ、銀座、タイヨーエレックという大きな集合体でありながら、パチスロの開発
ペースが他メーカーに比べて遅く、アンリミテッドリール筐体からの設計見直し等、
規制強化の影響を最も受けたメーカーだったのではないか?と思っています。

株主総会のときに話を聞いた「モンスターギア」のセールスランキングも毎日見て
ましたが、期待されたような売上げを維持することはできず、1Qのゲーム事業は
赤字となりました。現在、酷い損失を抱えて2500株ほど塩漬けにしているので
少しでも上げてくれたら嬉しいですが、今のセガサミーに買いたくなるような魅力
は1つもなく、これまで何度も言ってきたように、収益環境が好転するまで投資は
控えるべきでしょう>w<;

尚、今期から売上げの計上基準が工場出荷ベースから納品ベースに変更された
ようデス。決算数値に大きく影響してくる部分なので、業績予想の際は気をつけて
ください。

-----------------------------------------------------------------

最後に、遊技機関連メーカーの株価指数を見ておきましょう。数値は8月5日(水)
の終値で算出されており、評価は進捗率や今後の業績見通しを考慮しています。
pachinko_kanren_kabu_20150805_v1.png
セガサミーが赤字決算によって売られていますが、ユニバーサルも「沖ドキ!」の
追加生産分(推定15000台)しか計上されてないため、前期からの持越し分が
なければ、結構大きな赤字になると思われます。織込んでなければ注意が必要
でしょう((((;゜Д゜)))

次回は、「パチンコ関連株1Q決算考察(その2)」をお送りします@w@ノシ

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【2016-1Q決算】 パチンコ関連株の決算日をチェックしよう@w@! [決算考察]

【注意】ブログ&HPの内容による利益損益に関しては、一切の責任を負いません。
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いやぁ~どうもです。

今回はパチンコ関連株の2016年1Q決算発表が近づいてきたので、決算予定日
とポジションを抱えている注目銘柄について、チャートを見ながらチェックしていこう
と思います。まずは決算カレンダーから見てみましょう(`・ω・´)

決算予定日    コード  銘柄 (青字は今回取り上げる銘柄デス)
-----------------------------------------------------------------
7月17日(金)  2411  ゲンダイエージェンシー
7月24日(金)  6730  アクセル
7月30日(木)  8141  新光商事
7月30日(木)  6257  藤商事
7月30日(木)  9697  カプコン
7月31日(金)  6460  セガサミーホールディングス
7月31日(金)  2767  フィールズ
7月31日(金)  6419  マースエンジニアリング
7月31日(金)  6418  日本金銭機械
7月31日(金)  6737  EIZO
8月04日(火)  6417  SANKYO
8月05日(水)  6457  グローリー
8月05日(水)  7991  マミヤオーピー
8月06日(木)  6412  平和
8月06日(木)  6249  ゲームカードジョイコホールディングス
8月06日(木)  9766  コナミ
8月07日(金)  6625  JALCOホールディングス
8月07日(金)  6430  ダイコク電機
8月07日(金)  6736  サン電子
8月07日(金)  6425  ユニバーサルエンターテインメント
8月11日(火)  4712  アドアーズ
8月13日(木)  6428  オーイズミ
-----------------------------------------------------------------
どこも7月末~8月上旬にかけて1Q決算を予定してますが、特に目立った機械も
なかったため、波乱なく終わると見ています。ただ、遊技機メーカーで何社か赤字
決算になるところが出てきそうなので、織り込んでなければ注意が必要でしょう。
では続いて、注目しているパチンコ関連株をチェックしていきます。

-----------------------------------------------------------------

■ユニバーサルエンターテインメント / 1Q決算予定日:8月7日(金)
6425_20150729_v3.png
5月中旬にマニラベイリゾーツの進捗状況が材料視されて上昇し、何度か危うい
場面はあったものの、安いところではしっかりと拾われて3000円を伺うあたりで
推移しています。はじめはお金持ちの個人投資家が買いまくっていると想像して
ましたが、高値付近でも大した売りものが出てこないところを見ると、やはり大人
の長期資金が入っていると考えて、まず間違いないでしょう(`・ω・´)

これを一時的な資金流入と見るべきか、潜在的価値の見直しによる水準訂正と
見るべきか、完成するまでに後2年ぐらい掛かるため、判断が難しいところデス。
現在は1300株保有していて売りポジションも900株ありますが、片張りできる
ほどの強い自信もなく、しばらくはこのまま維持してスイングで少しずつ取れたら
良いなと思っています。

-----------------------------------------------------------------

■オーイズミ / 1Q決算予定日:8月上旬予定
6428_20150729_v3.png
「ストライクウィッチーズ」の話題性に期待して、約850円で3000株ぐらい持って
ましたが買収した医療法人の不動産トラブルで、業績下方修正+株主総会延期
という何とも胡散臭いケチが付き、-10%までブン投げられて現在に至ります。
株価チャートも上値を切り下げる嫌な動きで、既に手痛い損失を抱えているため、
本来であれば少しずつ投げてポジションを縮小する場面ですが、実は週明けから
強気にナンピン買いして8200株になりました((((;゜Д゜)))

今期オーイズミはパチスロを2機種予定しており、上期は来週導入の「ストライク
ウィッチーズ」で、下期は検定情報から「シュタインズゲート」であることが判明し、
どちらも劇場版が作られるほど高い評価を受けているアニメ作品となっています。
もしこれで「ストライクウィッチーズ」の稼働が悪くなければ、「シュタインズゲート」
も売れる可能性が高く、今期業績に与えるインパクトは小さくないと見ています。
8月26日には延期されていた株主総会が開催されるので、ぜひ参加してみたい
と思います。

次回は、「パチンコ関連株1Q決算考察(その1)」をお送りします@w@ノシ

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【2015-通期決算②】 パチンコ関連株 決算考察@w@! [決算考察]

【注意】ブログ&HPの内容による利益損益に関しては、一切の責任を負いません。
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いやぁ~どうもです。

前回に引続き、パチンコ関連株の通期決算考察をお送りします(`・ω・´)


ユニバーサルエンターテインメント
-----------------------------------------------------------------
■平成27年3月期決算(平成26年4月1日~平成27年3月31日)
売上高    :  880.85億円
営業利益  :  210.47億円
経常利益  :  220.55億円
通期純利益 :  101.73億円

■今期会社予想(平成27年4月1日~平成28年3月31日)
売上高    : 1003.00億円 (前期比: 13.9%)
営業利益  :  198.00億円 (前期比: -5.9%)
経常利益  :  192.00億円 (前期比:-12.9%)
通期純利益 :   93.00億円 (前期比: -8.6%)

■業績考察
4Qは「CRバットマン」、「スーパージャックポット」、「ミリオンゴッド神々の凱旋」、
「ハナビ」の4機種をリリースし、前期はパチスロ機が約205000台、パチンコ機
が約5000台となりました。

≪遊技機販売の進捗状況≫
universal_20150526_v1.png
「CRバットマン」の販売台数が書かれていないため、導入店舗数から5000台と
しています。決算累計は前期実績で、半期目標と通期目標は今期の数値です。

前期は当初の販売目標より1万台ほど少なかったものの、4月6日に導入された
「ミリオンゴッド神々の凱旋」で大きく盛返し、純利益は会社予想を11億円上回る
101.73億円というサプライズ決算になっています(`・ω・´)

今期はパチスロ機を19.1万台、パチンコ機を7万台見込んでおり、かなり強気な
計画となっていますが、前々期に導入された「アナザーゴッドハーデス」、「まどか
マギカ」に続き、前期も「沖ドキ!」、「ハナビ」と実績を残しているため、どこよりも
機械選定における優位性が高く、版権次第では届いてくる可能性もありそうデス。
しかし、パチンコ機はこれまでに実績のないメーカーが7万台も売れるほど、今の
遊技機市場は甘くなくフィールズの営業力をもってしても、せいぜい3万台程度が
限界でしょう。

株価は、フィリピンで進行しているカジノプロジェクト(マニラベイリゾーツ)が材料視
されて、PERで21.9倍の水準まで上がっていますが、既に業績の良し悪しでは
売買されなくなっており、カジノの認可が下りるのか下りないのか予想するゲーム
に移行しつつあります。現在1700株保有してますが、上手くいったときの期待値
がもの凄く高いだけに、答えが出てから参加しても遅く、頭から尻尾まで取りたい
なら現物で待ち続けるしかないよね。まあ空売りも入れるけど=w=;


平和
-----------------------------------------------------------------
■平成27年3月期決算(平成26年4月1日~平成27年3月31日)
売上高    : 1986.05億円
営業利益  :  428.70億円
経常利益  :  420.59億円
通期純利益 :  262.35億円

■今期会社予想(平成27年4月1日~平成28年3月31日)
売上高    : 2151.00億円 (前期比:   8.3%)
営業利益  :  380.00億円 (前期比:-11.4%)
経常利益  :  368.00億円 (前期比:-12.5%)
通期純利益 :  224.00億円 (前期比:-14.6%)

■業績考察
4Qは「CR燃える闘魂アントニオ猪木」を34604台、「麻雀物語3」を13807台、
「黄門ちゃま」を29999台販売し、前期はパチンコ機が252103台、パチスロ機
が92763台となりました。

≪遊技機販売の進捗状況≫
heiwa_20150526_v1.png
決算累計は前期実績で、半期目標と通期目標は今期の数値になります。

前期は「CRルパン三世」のような10万台を超えるヒット機種は出なかったものの、
パチンコ機パチスロ機ともに3万台前後の売上げを積重ね、純利益は会社予想を
7億円上回る262.35億円となっています(`・ω・´)

今期はパチンコ機が8機種で26万台、パチスロ機が5機種で10万台を予定して
おり、前期実績に比べて+1.5万台ほど増加していますが、「CRルパン三世」の
最新作が7月以降に控えているため、これが順調に10万台ぐらい売れるようなら
難しい数値ではなさそうデス。前作の完成度が高すぎただけに多少心配なところ
もありますが、パチンコのMAX規制に縛られない開発サイクルで設計されている
ことから、ホールさんの期待を裏切る結果にはならないと考えています。

株価は、三菱UFJモルガンスタンレーのレーティング変更で売られているものの、
純利益224億円でPER10.8倍しかなく悲観的になる要素は1つもありません。
唯一懸念点があるとすれば、「CRルパン三世」が稼動せず終わった場合であり、
その時は指数に関係なく、一旦撤退するつもりで検討しています((((;゜Д゜)))

8月1日からは、PGMホールディングスが平和との株式交換によって完全子会社
となりますが、全て自社株で賄われるため希薄化懸念もなく、既存株主には優待
も新設されて良いこと尽くしだよね@w@!


セガサミーホールディングス
-----------------------------------------------------------------
■平成27年3月期決算(平成26年4月1日~平成27年3月31日)
売上高    : 3549.21億円
営業利益  :  176.09億円
経常利益  :  169.93億円
通期純利益 : -112.58億円

■今期会社予想(平成27年4月1日~平成28年3月31日)
売上高    : 4200.00億円 (前期比:18.3%)
営業利益  :  250.00億円 (前期比:42.0%)
経常利益  :  250.00億円 (前期比:47.1%)
通期純利益 :  190.00億円 (前期比:赤字のため対象外)

■業績考察
4Qは「アラジンA2」を72225台、1月以降の納品分となる「サラリーマン金太郎」
を5412台(累計では42566台)販売し、前期実績はパチスロ機が207828台、
パチンコ機が242847台となりました。

≪遊技機販売の進捗状況≫
segasammy_20150526_v1.png
決算累計は前期実績で、半期目標と通期目標は今期の数値になります。

前期は、パチスロ機パチンコ機ともに当初の目標を大きく下回り、2度にわたって
下方修正するなど褒められるところが1つもなく、グループ構造改革による損失が
加わり、最終的に-112.58億円の赤字を計上しています(´・ω・`)

実際に導入された遊技機を振り返ってみても、それなりに稼動したのは「CR北斗
の拳6」の1機種しかなく、セガサミーグループに対するホールさんの評価は想像
以上に冷ややかデス。今期は、パチスロ機が9機種で26.5万台、パチンコ機が
11機種で22万台を計画していますが、北斗以外に売れるビジョンが全く見えず、
現段階では懐疑的な目線で見ざるをえません((((;゜Д゜)))

株価だけ見ていると、まるで最悪期を乗り越えたようなチャートになっていますが、
実際に業績が付いてこなければ190億円の純利益も飾りでしかなく、少なくとも
これから販売される機械を見てみるまで投資は控えるべきでしょう。

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最後に遊技機関連メーカーの株価指数を見ておきましょう。数値は5月27日(水)
の終値で算出されており、評価は進捗率や今後の業績見通しを考慮しています。
pkanren_20150527_v1.PNG
8月から導入される「ストライクウィッチーズ」のパチスロ機に期待して、オーイズミ
を2600株ほど買ってみました。業績的なインパクトは薄いものの、版権の話題性
から950円ぐらいを狙ってみるつもりデス。

ではぁ@w@ノシ

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【2015-通期決算①】 パチンコ関連株 決算考察@w@! [決算考察]

【注意】ブログ&HPの内容による利益損益に関しては、一切の責任を負いません。
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いやぁ~どうもです。

だいぶ遅れてしまいましたが、今回からパチンコ関連株の通期決算考察をお送り
します(`・ω・´)


藤商事
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■平成27年3月期決算(平成26年4月1日~平成27年3月31日)
売上高    : 561.51億円
営業利益  :  79.36億円
経常利益  :  79.49億円
通期純利益 :  48.12億円

■今期会社予想(平成27年4月1日~平成28年3月31日)
売上高    : 486.00億円 (前期比:-13.4%)
営業利益  :  65.00億円 (前期比:-18.1%)
経常利益  :  65.00億円 (前期比:-18.2%)
通期純利益 :  40.00億円 (前期比:-16.9%)

■業績考察
4Qは「CR暴れん坊将軍怪談」を13100台、「CRくのいち彩」を1800台、「CR
リング運命の日」の甘デジを9100台販売し、前期はパチンコ機が115300台、
パチスロ機が44100台となりました。

≪遊技機販売の進捗状況≫
fujisyouji_20150515_v1.png
決算累計は前期実績で、半期目標と通期目標は今期の数値になります。

前期当初の目標よりパチンコ機の売上げが3万台ほど下回りましたが、その分を
利益率の高いパチスロ機でカバーし、3月17日には上方修正を発表しています。
純利益は会社予想の33億円を大幅に上回って48.12億円となり、増収増益を
達成しました(`・ω・´)

今期はパチンコ機が11機種で15万台、パチスロ機が1機種で1万台を予定して
おり、ほぼ前期実績通りの販売計画となっています。厳しい市場環境を考えれば
かなり強気な数値ですが、先週から導入されている「CR地獄少女弐」に加えて、
大型版権の「CRリング呪い再び」や「CR着信アリ」も控えているため、状況次第
ではクリアしてくるかもしれません。

これは藤商事に限らず、どのパチンコメーカーにも言えることですが、現在主流の
MAXタイプ(1/399などの爆裂しやすいスペック)が規制されて、11月から販売
できなくなるため、今期は10月末までにどれだけ稼ぎまくれるか?といったところ
が重要なポイントになります(`・ω・´)

藤商事は下期に寄せる決算見通しになっているので、10月にMAXタイプの「CR
リング呪い再び」を販売するようですが、それまでに導入されるパチンコ機の稼動
状況によってはホールさんの機械選定から外される可能性もあり、注意が必要で
しょう。今のところは「CRリング運命の日」で実績も残しており、ホールさんからの
評判は悪くありません。

株価は決算後に売り崩されて1450円付近で推移してますが、純利益40億円で
PER8.9倍となっており、需給さえ改善すれば年初来高値を超えてくる可能性は
十分あります。現在は13300株ぐらい抱えていますが、「CRリング呪い再び」の
結果が見えるまではバリュー株として強気に買うことができるので、スイング売買
を意識しながら拾っていくスタンスです。値動きだけ見ていると不安になりますが、
確固たる業績がついてきている以上、何も心配する必要はないよね@w@!

※訂正(2015/5/19)
「CRリング呪い再び」は7月5日から導入予定で、販売目標は1万台のようです。
よく調べずに書いてしまい、申し訳ありませんでした(T∀T)


SANKYO
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■平成27年3月期決算(平成26年4月1日~平成27年3月31日)
売上高    : 1465.79億円
営業利益  :  132.33億円
経常利益  :  148.70億円
通期純利益 :   87.28億円

■今期会社予想(平成27年4月1日~平成28年3月31日)
売上高    : 1500.00億円 (前期比: 2.3%)
営業利益  :  140.00億円 (前期比: 5.8%)
経常利益  :  150.00億円 (前期比: 0.9%)
通期純利益 :  100.00億円 (前期比:14.6%)

■業績考察
4Qは「CRF機動戦士ガンダム」を35600台、「CRFパワフルDX」を13400台、
「CRF真花月」を11000台、甘デジの「CRヱヴァンゲリヲン9」を11200台など
販売し、前期はパチンコ機が329892台、パチスロ機が48137台となりました。

≪遊技機販売の進捗状況≫
sankyo_20150515_v1.png
決算累計は前期実績で、半期目標は未発表、通期目標は今期の数値です。

2Qまでの大きな赤字を3Qの新台ラッシュで取り戻し、4Qにつなげてきましたが、
「CRF機動戦士ガンダム」が販売目標の半分程度しか売れず、2月24日に下方
修正を発表しています。通期純利益は会社予想の142億円から87.28億円に
落ち込み、黒字ではあるものの厳しい1年となりました(´・ω・`)

今期はパチンコ機を32万台、パチスロ機を11万台予定しており、前期の実績に
比べて+5万台ほど増加しています。しかし稼動実績のあるシリーズもの以外は
1機種1万台さえ売ることが難しくなっている現状を考えると、ヱヴァシリーズしか
持ち合わせていないSANKYOにはやや過大と言わざるをえないでしょう。

株価はインチキ自社株買い+大量消却以降、4500円あたりで推移してますが、
今期予定している純利益は100億円しかなく、PERは40倍を超える水準デス。
本来であれば、純利益で200億円ぐらいなければ肯定できない水準にきており、
業界平均からして3000円(PER26.9倍)から3500円(PER31.4倍)ぐらい
でも違和感はなく、少なくとも買いという選択肢は考えられません((((;゜Д゜)))

ホールさんの低コスト営業が定着しつつあることを考えると、遊技機市場は今後も
縮小していく可能性が高く、中長期的にみてSANKYOが目指す利益水準を得る
ことは難しくなりそうデス。自分はこの収益低迷が数年続いた時にどう動くのか?
という点に注目していて、これまで新たな事業展開について散々拒み続けてきた
SANKYOが大きく方向転換した時こそ、絶好の投資タイミングだと思っています。


ダイコク電機
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■平成27年3月期決算(平成26年4月1日~平成27年3月31日)
売上高    : 540.43億円
営業利益  :  14.25億円
経常利益  :  15.66億円
通期純利益 :   8.74億円

■今期会社予想(平成27年4月1日~平成28年3月31日)
売上高    : 600.00億円 (前期比:11.0%)
営業利益  :  20.00億円 (前期比:40.4%)
経常利益  :  20.00億円 (前期比:27.7%)
通期純利益 :  14.00億円 (前期比:60.2%)

■業績考察
CRユニットの導入店が1月は+2店舗、2月は+2店舗、3月は+17店舗となり、
3月末までの累計店舗数は390店舗(シェア4.2%)となりました。

≪CRユニット販売の進捗状況≫
daikokudenki_20150515_v1.png
決算累計は前期実績で、半期目標と通期目標は今期の数値になります。

先月倒産した奥村遊機に対する貸倒引当金として-9.5億円を計上し、5月1日
に下方修正を発表しました。これにより、純利益は20億円の予想から8.74億円
に激減し、以前から減収傾向にあった制御システム事業(遊技機の部材販売)が
更に足を引っ張る格好となりました。情報システム事業(ホール向けの機器販売)
はCRユニットの市場シェアが順調に拡大し、1人勝ちの状況が続いているものの
年を重ねる度に利益率が低下しており、収益環境としてはあまり良くありません。

今期は純利益で14億円を見込んでますが、これは前期当初の予想よりも厳しく、
下期の方が弱くなっていることからMAX規制による遊技機部材の需要減を想定
しているようデス。これまでCRユニットの成長性を兼ね備えたバリュー銘柄として
ダイコク電機を高く評価してきましたが、既に割安感は薄れており、このまま利益
を出せないようだと適正どころか割高になっていく可能性も否定できないでしょう。

株価は9月の中間権利から株主優待が新設されるため、ある程度の買い需要は
見込めるものの、今までにPER12倍でも買われなかった株をPER20倍水準で
買う理由は見当たらず、業績が改善されない限りは投資することもなさそうデス。
しかし、増配が期待できない中間権利に株主優待を持ってくるあたりは、株価の
下支え効果もあり、素晴らしい考えだと思います(`・ω・´)

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最後に遊技機関連メーカーの株価指数を見ておきましょう。数値は5月15日(金)
の終値で算出されており、評価は進捗率や今後の業績見通しを考慮しています。
pkanren_20150515_v1.PNG
これまで1~7の点数をつけて評価してきましたが、ポジショントーク気味になって
しまうため、今後は買い、売り、適正の3つに分けていきたいと思います。

次回は、「パチンコ関連株 通期決算考察(その2)」をお送りします@w@ノシ

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【2015-通期決算】 パチンコ関連株の決算日をチェックしよう@w@! [決算考察]

【注意】ブログ&HPの内容による利益損益に関しては、一切の責任を負いません。
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いやぁ~どうもです。1ヶ月ほど休んでしまい、申し訳ありません((((;゜Д゜)))

今回はパチンコ関連株の2015年通期決算が近づいてきたので、決算予定日と
ポジションを抱えている注目銘柄について、チャートを見ながらチェックしていこう
と思います。まずは決算カレンダーから見てみましょう(`・ω・´)

決算予定日    コード  銘柄 (青字は今回取り上げる銘柄デス)
-----------------------------------------------------------------
4月17日(金)  2411  ゲンダイエージェンシー
4月24日(金)  6730  アクセル
4月30日(木)  2767  フィールズ
5月01日(金)  6737  EIZO
5月07日(木)  9697  カプコン
5月07日(木)  6419  マースエンジニアリング
5月08日(金)  6257  藤商事
5月08日(金)  9766  コナミ
5月11日(月)  6430  ダイコク電機
5月11日(月)  6460  セガサミーホールディングス
5月12日(火)  4712  アドアーズ
5月12日(火)  6428  オーイズミ
5月12日(火)  6417  SANKYO
5月12日(火)  6457  グローリー
5月12日(火)  6418  日本金銭機械
5月13日(水)  7991  マミヤオーピー
5月13日(水)  6249  ゲームカードジョイコホールディングス
5月13日(水)  6412  平和
5月14日(木)  8141  新光商事
5月15日(金)  6625  JALCOホールディングス
5月15日(金)  6736  サン電子
5月15日(金)  6425  ユニバーサルエンターテインメント
-----------------------------------------------------------------
既に4社の決算発表が終了し、残りは連休明けに予定されています。通期決算
では前期実績よりも今期見通しの方が重要視され、遊技機メーカーや設備機器
メーカーが厳しい市場環境についてどう考えているのか?といった点がポイントに
なります。

3月にマルホン工業が民事再生法の適用を申請し、4月に奥村遊機が倒産した
ことで一部ネットでは次に潰れそうなところを予想する連想ゲームが始まるなど、
遊技機メーカーに対してやや懐疑的な見方も広がっていますが、遊技機市場は
2013年実績で1兆700億円(パチンコ機6000億円、パチスロ機4700億円)
もある巨大なマーケットだということを忘れてはいけません。

もちろんこれには中古売買も含まれていて、市場規模も年々縮小していますが、
稼動する機械さえ作れたら、今でも優に5万台程度(売上げ200億円)の需要が
見込めるビジネスであることに変わりなく、銘柄選択をしっかりしていれば遊技機
メーカーは投資先として、十分魅力的だと思っています。

では続いて、注目しているパチンコ関連株をチェックしていきましょう(`・ω・´)

-----------------------------------------------------------------

■藤商事 / 通期決算予定日:5月8日(金)
6257_20150505_v1.png
3月末の権利取りで9000株ぐらい持ち越しましたが、その後1430円付近まで
見切売りが続き、これまでの含み益(100万円)が吹き飛んだところで、ようやく
リバウンドしてくれました。今は売買を繰り返して12700株の買いと、400株の
売りを抱えていますが、新たに注文が刺さらなければこのまま通期決算を向える
つもりデス。今期は既にMAXタイプの「CRリング呪い再び」と、「CR着信アリ」が
検定通過済なので、そこそこ良い数値(純利益35億円~40億円程度)を出して
くれると期待しています@w@!

-----------------------------------------------------------------

■ダイコク電機 / 通期決算予定日:5月11日(月)
6430_20150505_v1.png
これまでCRユニットの成長性を評価して3500株ほど持ってましたが、権利前に
ロスカットして900株になりました。指数的には割安でも利益の上がりにくい体質
が改善されない限りはバリュー銘柄として考えることもできず、リスクを取ってまで
保有する理由がないという結論に至りました。一応、900株だけ残していますが、
野村證券の空売りが不気味で、一緒に売りポジションも抱えています。そのまま
現渡しでも良いかな@w@;

-----------------------------------------------------------------

■平和 / 通期決算予定日:5月13日(水)
6412_20150505_v1.png
長期分はしっかり握って、短期分でスイングするポジションを組んでいて、現在は
2100株を保有しています。今期は夏ごろに「CRルパン三世」の最新作が控えて
いるため、少なくとも2Q決算までは安心して持てそうデス。株価は2500円付近
まで戻してきましたが、それでもPERで10倍を割っており、バリュー銘柄としても
魅力的だよね@w@!

次回は、「パチンコ関連株 通期決算考察(その1)」をお送りします@w@ノシ

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