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【どうなるWYNN株?】 ユニバーサル決算考察@w@! [決算考察]

【注意】ブログ&HPの内容による利益損益に関しては、一切の責任を負いません。
関連記事①:WYNN社の派閥闘争に敗れる>w<;
関連記事②:ユニバーサルは米国裁判で勝てるのか@w@?
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いやぁ~どうもです。

藤商事やオーイズミと一緒に決算ネタを書こうと思いましたが、今後の見通しなど、
いろいろ書きたくなったので分けることにしました。では早速みてみましょう(゚∀゚)


ユニバーサルエンターテインメント
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■平成24年3月期決算(平成23年4月1日~平成24年3月31日)
売上高    : 748.58億円
営業利益  : 263.49億円
経常利益  : 333.68億円
通期純利益 : 313.80億円

■今期会社予想(平成24年4月1日~平成25年3月31日)
売上高    : 959.00億円 (対前年比:+28.1%)
営業利益  : 313.00億円 (対前年比:+18.8%)
経常利益  : 313.00億円 (対前年比:- 6.2%)
通期純利益 : 194.00億円 (対前年比:-38.2%)

■業績考察
前期は「ミリオンゴッド~神々の系譜~」が7万台を超え、「赤ドン雅」が5.3万台、
「エージェントクライシス」が2万台となり、計17.2万台の販売実績となりました。
とても素晴らしい決算ですが、ミリオンゴッド以外は初日から稼動せずに終わって
おり、ホールさん(=エンドユーザーのお客さん)を犠牲にして、高い利益をあげて
しまいました。これはホールでいうところの「利益率の高いボッタクリ店」と同様で、
あまり評価できることではありません((((;゜Д゜)))

今期は、前期実績の17.2万台から大幅アップの22万台を予定しており、やや
無理のある販売スケジュールではないかと思われます。強気な今期会社予想は
すべてが上手くいったことを想定した数値だと認識しておきましょう。

注目されていたWYNN株については、前期分は決裂前だったということもあって、
これまで通り持分法適用会社の寄与分を営業外収益とし、利益計上しています。
今後の取扱いについてはどうなるか見通しがつかないため、決算には反映させず
投資分もそのままとして、裁判の行方次第で随時修正していくようデス。

不透明なことが多すぎて難しい決算だったと思いますが、監査法人も認めており、
特に問題はないでしょう。単に問題を先送りしただけという感じは否めないですが
こうするほかなく、個人的にも無難な決算に収まったんじゃないかと思います。

さてここで、ユニバーサルとWYNNの係争状況をまとめてみましょう(`・ω・´)
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① ユニバーサルは、WYNN株の償還差止めと、毀損分の復元を求めている。
② 岡田氏失脚に加担した執行役員および取締役に、損害賠償を求めている。
③ ユニバーサルが保有していた2455万株は、すでに償還されている。
④ 償還された株券は-30%ディスカウントされ、1500億円が支払われる。
⑤ 支払われる1500億円は、10年満期の分割手形になっている。
⑥ 判決が出るまでには、相当な時間がかかる。
⑦ 今後の決算には、WYNN株の利益計上ができない。

おそらくユニバーサルはWYNN株の償還差止めに加え、ウイン派閥の完全排除、
そして最終的にWYNN社の子会社化(50%取得)まで目論んでいると思います。
かなり壮大な思惑ですが、もし裁判に勝てばWYNN社へ岡田派閥の役員を送り
込むこともできるので、実現可能と言ってよいでしょう。

ただこれは裁判に勝てればの話であって、自分は100%敗訴するとみています。
前にも書きましたが、ここまでくると企業間の争いではなく、国益の問題であって
「ユニバーサル VS WYNN」ではなく、「日本 VS アメリカ」という構図が成り立つ
からデス((((;゜Д゜)))

愛国心の強いアメリカ国民は、どれだけユニバーサルの弁論に正当性があっても
米国企業が損をしてまで日本企業の利益になるような判決は100%出さないで
しょう。これまでの日米経済関係をみれば誰にでもわかることであり、和解にすら
持ち込めないと思います。その証拠に、WYNN社の株価は決裂した後から大きく
上昇しており、償還中止(=株券増加)や損害賠償の欠片すら見当たりません。

株価については、今期からWYNN株の寄与分がなくなるため、純利益が大きく
落ちていますが、もう十分に織り込まれています。現状は、今期目標の22万台
が厳しいと考えていることから、ややネガティブに見てますが、株価は1800円
~2200円ぐらいが妥当な水準でしょう。(管理人の想定PERは、業績半分でも
1800円で13倍、2200円で16倍程度になっています。)

次回は、「パチンコ・パチスロ決算考察(その2)」をお送りします。ではぁ。。。

タグ:決算考察
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