【2012-本決算】 パチンコ・パチスロ企業 決算考察(その1) [決算考察]
【注意】ブログ&HPの内容による利益損益に関しては、一切の責任を負いません。
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いやぁ~どうもです。
今回は、パチンコ・パチスロ関連企業の平成24年度通期決算を考察してみたいと
思います。まずは第一弾として4社を、続いて藤商事、オーイズミ、ユニバーサル、
平和という感じでお送りします。最後には、株価指数の一覧もありますよ(゚∀゚)
SANKYO
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■平成24年3月期決算(平成23年4月1日~平成24年3月31日)
売上高 : 1736.82億円
営業利益 : 403.15億円
経常利益 : 443.96億円
通期純利益 : 201.82億円
■今期会社予想(平成24年4月1日~平成25年3月31日)
売上高 : 2100.00億円 (対前年比:+20.9%)
営業利益 : 500.00億円 (対前年比:+24.0%)
経常利益 : 530.00億円 (対前年比:+19.4%)
通期純利益 : 350.00億円 (対前年比:+73.4%)
■業績考察
「CRヱヴァンゲリヲン7」を10万台、「CRF倖田來未」を4万台、「ヱヴァンゲリヲン
~生命の鼓動~」を4.6万台ほど売り上げ、4Qだけでこれまでの倍近い利益を
稼ぎ出して、それなりの決算に収まりました。ゲームカードJHDの経営統合により
特別損失を計上して純利益が落ちていますが、概ね計画通りでした。ただ、元々
保守的な会社予想だったことを考えると、褒められた決算とは言えないでしょう。
前期はエヴァ絡みで600億円ほど稼ぎ、それは売上げの約1/3を占めています。
前々から言っていることですが、ブランド力が落ちているエヴァ版権に頼りきった
収益構造を改善できなければ、これ以上の業績は望めず、強気な今期会社予想
も達成は難しいと思います(´・ω・`)
セガサミーホールディングス
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■平成24年3月期決算(平成23年4月1日~平成24年3月31日)
売上高 : 3955.02億円
営業利益 : 583.84億円
経常利益 : 581.64億円
通期純利益 : 218.20億円
■今期会社予想(平成24年4月1日~平成25年3月31日)
売上高 : 4700.00億円 (対前年比:+18.8%)
営業利益 : 660.00億円 (対前年比:+13.0%)
経常利益 : 650.00億円 (対前年比:+11.8%)
通期純利益 : 400.00億円 (対前年比:+83.3%)
■業績考察
「CR桃太郎電鉄」や「CR逃亡者おりん2」が予定台数にまったく届かず、期末に
「モンスターハンター」を5.6万台販売するも、4Qは赤字で終わりました。前期の
累計販売数はパチンコ機が332288台、パチスロ機が300866台となり、目標
だったパチンコ機40万台、パチスロ機31万台に届きませんでした。
今期は会社予想がやや高めに設定されており、パチンコ機パチスロ機あわせて
約75万台(管理人予測)を販売する必要があります。新鬼武者やパチンコのモン
ハンなど期待できるコンテンツが多いものの、さすがに75万台ともなると厳しいの
ではないでしょうか(´・ω・`)
フィールズ
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■平成24年3月期決算(平成23年4月1日~平成24年3月31日)
売上高 : 921.95億円
営業利益 : 85.27億円
経常利益 : 86.61億円
通期純利益 : 59.91億円
■今期会社予想(平成24年4月1日~平成25年3月31日)
売上高 : 1150.00億円 (対前年比:+24.7%)
営業利益 : 140.00億円 (対前年比:+64.2%)
経常利益 : 145.00億円 (対前年比:+67.4%)
通期純利益 : 73.00億円 (対前年比:+21.8%)
■業績考察
悲惨な3Q決算だったフィールズですが、4Qに「CRヱヴァンゲリヲン7」、「ヱヴァ
ンゲリヲン~生命の鼓動~」、3月末ギリギリに「モンスターハンター」を販売して
売上げ利益ともに計画未達成も、収益が一気に改善しました。
今期は、4月以降に販売したモンスターハンター、新鬼武者、エヴァに加え、京楽
との共同開発となる初のパチンコ機が予定されており、前期のようなことにはなら
ないと思います。期待して良いでしょう(`・ω・´)
ゲームカード・ジョイコホールディングス
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■平成24年3月期決算(平成23年4月1日~平成24年3月31日)
売上高 : 435.75億円
営業利益 : 44.59億円
経常利益 : 45.43億円
通期純利益 : 45.73億円
■今期会社予想(平成24年4月1日~平成25年3月31日)
売上高 : 370.00億円 (対前年比:-15.1%)
営業利益 : 19.00億円 (対前年比:-57.4%)
経常利益 : 18.00億円 (対前年比:-60.4%)
通期純利益 : 11.00億円 (対前年比:-75.9%)
■業績考察
前期はCRカードユニットとメダル貸出機が売れまくり、市場シェアを大きく伸ばす
ことができました。こういった周辺機器は、1度設置されれば長期に渡ってカード
決済などの手数料収益に繋がり、安定的な収入源となります(`・ω・´)
今期の会社予想はかなり低めの数値になっていますが、いつも保守的な見通し
をする会社なので、上方修正を見据えての予想数値と考えて問題ないでしょう。
パチンコ・パチスロの周辺機器は、シェアが高ければ高いほど有利に働く傾向が
あり、劇的に市場規模が小さくならない限り、一気に売上げが落ちるようなことは
考えられません。
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前期実績と今期予想のPERを表にしてみました。株価は5月11日で計算されて
います。(管理人評価は、PERや進捗率、今後の業績見通しを考慮してます。)
次回は、「パチンコ・パチスロ決算考察(その2)」をお送りします。ではぁ。。。
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いやぁ~どうもです。
今回は、パチンコ・パチスロ関連企業の平成24年度通期決算を考察してみたいと
思います。まずは第一弾として4社を、続いて藤商事、オーイズミ、ユニバーサル、
平和という感じでお送りします。最後には、株価指数の一覧もありますよ(゚∀゚)
SANKYO
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■平成24年3月期決算(平成23年4月1日~平成24年3月31日)
売上高 : 1736.82億円
営業利益 : 403.15億円
経常利益 : 443.96億円
通期純利益 : 201.82億円
■今期会社予想(平成24年4月1日~平成25年3月31日)
売上高 : 2100.00億円 (対前年比:+20.9%)
営業利益 : 500.00億円 (対前年比:+24.0%)
経常利益 : 530.00億円 (対前年比:+19.4%)
通期純利益 : 350.00億円 (対前年比:+73.4%)
■業績考察
「CRヱヴァンゲリヲン7」を10万台、「CRF倖田來未」を4万台、「ヱヴァンゲリヲン
~生命の鼓動~」を4.6万台ほど売り上げ、4Qだけでこれまでの倍近い利益を
稼ぎ出して、それなりの決算に収まりました。ゲームカードJHDの経営統合により
特別損失を計上して純利益が落ちていますが、概ね計画通りでした。ただ、元々
保守的な会社予想だったことを考えると、褒められた決算とは言えないでしょう。
前期はエヴァ絡みで600億円ほど稼ぎ、それは売上げの約1/3を占めています。
前々から言っていることですが、ブランド力が落ちているエヴァ版権に頼りきった
収益構造を改善できなければ、これ以上の業績は望めず、強気な今期会社予想
も達成は難しいと思います(´・ω・`)
セガサミーホールディングス
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■平成24年3月期決算(平成23年4月1日~平成24年3月31日)
売上高 : 3955.02億円
営業利益 : 583.84億円
経常利益 : 581.64億円
通期純利益 : 218.20億円
■今期会社予想(平成24年4月1日~平成25年3月31日)
売上高 : 4700.00億円 (対前年比:+18.8%)
営業利益 : 660.00億円 (対前年比:+13.0%)
経常利益 : 650.00億円 (対前年比:+11.8%)
通期純利益 : 400.00億円 (対前年比:+83.3%)
■業績考察
「CR桃太郎電鉄」や「CR逃亡者おりん2」が予定台数にまったく届かず、期末に
「モンスターハンター」を5.6万台販売するも、4Qは赤字で終わりました。前期の
累計販売数はパチンコ機が332288台、パチスロ機が300866台となり、目標
だったパチンコ機40万台、パチスロ機31万台に届きませんでした。
今期は会社予想がやや高めに設定されており、パチンコ機パチスロ機あわせて
約75万台(管理人予測)を販売する必要があります。新鬼武者やパチンコのモン
ハンなど期待できるコンテンツが多いものの、さすがに75万台ともなると厳しいの
ではないでしょうか(´・ω・`)
フィールズ
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■平成24年3月期決算(平成23年4月1日~平成24年3月31日)
売上高 : 921.95億円
営業利益 : 85.27億円
経常利益 : 86.61億円
通期純利益 : 59.91億円
■今期会社予想(平成24年4月1日~平成25年3月31日)
売上高 : 1150.00億円 (対前年比:+24.7%)
営業利益 : 140.00億円 (対前年比:+64.2%)
経常利益 : 145.00億円 (対前年比:+67.4%)
通期純利益 : 73.00億円 (対前年比:+21.8%)
■業績考察
悲惨な3Q決算だったフィールズですが、4Qに「CRヱヴァンゲリヲン7」、「ヱヴァ
ンゲリヲン~生命の鼓動~」、3月末ギリギリに「モンスターハンター」を販売して
売上げ利益ともに計画未達成も、収益が一気に改善しました。
今期は、4月以降に販売したモンスターハンター、新鬼武者、エヴァに加え、京楽
との共同開発となる初のパチンコ機が予定されており、前期のようなことにはなら
ないと思います。期待して良いでしょう(`・ω・´)
ゲームカード・ジョイコホールディングス
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■平成24年3月期決算(平成23年4月1日~平成24年3月31日)
売上高 : 435.75億円
営業利益 : 44.59億円
経常利益 : 45.43億円
通期純利益 : 45.73億円
■今期会社予想(平成24年4月1日~平成25年3月31日)
売上高 : 370.00億円 (対前年比:-15.1%)
営業利益 : 19.00億円 (対前年比:-57.4%)
経常利益 : 18.00億円 (対前年比:-60.4%)
通期純利益 : 11.00億円 (対前年比:-75.9%)
■業績考察
前期はCRカードユニットとメダル貸出機が売れまくり、市場シェアを大きく伸ばす
ことができました。こういった周辺機器は、1度設置されれば長期に渡ってカード
決済などの手数料収益に繋がり、安定的な収入源となります(`・ω・´)
今期の会社予想はかなり低めの数値になっていますが、いつも保守的な見通し
をする会社なので、上方修正を見据えての予想数値と考えて問題ないでしょう。
パチンコ・パチスロの周辺機器は、シェアが高ければ高いほど有利に働く傾向が
あり、劇的に市場規模が小さくならない限り、一気に売上げが落ちるようなことは
考えられません。
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前期実績と今期予想のPERを表にしてみました。株価は5月11日で計算されて
います。(管理人評価は、PERや進捗率、今後の業績見通しを考慮してます。)
次回は、「パチンコ・パチスロ決算考察(その2)」をお送りします。ではぁ。。。
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