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縮小していく市場規模、パチンコメーカーの憂鬱 [株日記]

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いやぁ~どうもです。今日はパチンコ市況ネタです。

昨年あたりから、実質的な規制緩和によりホール稼動率が上がっているパチスロに
対して、パチンコは稼動低迷が顕著になっています。年明けからは日本遊技機工業
組合による自主規制もはじまり、さらなる客離れが懸念されています。そんななか、
ホールは高い予算をかけて新台入替をしても、高稼働が保てないため、地域一番店
でもなければ、もはや集客効果は期待できないのが現状です。

近所のホールをみても、「新台入替!」と言いつつ、型落ちの中古機を持ってきたり、
話題の新機種でも半島程度の導入に抑える低予算タイプにシフトしており、ホールと
しても、数ヵ月後の転売価格を考えながら利益確保しているぐらいです。この現象は
ここ数年間で主流になった1パチなどの低玉貸し営業をしているホールに多くみられ、
実はだいぶ前から大きな予算を組んで集客を計るビジネスモデルは崩壊しています。

すでに数字としても表れており、パチンコ機の総出荷台数は2009年の351万台に
比べ、2010年は280万台となっており、20%近く落ち込んでいます。さらに、日本
遊技機工業組合の予測では2011年は150万台程度まで減少する、との観測記事
をみたことがあります。(参考データ:パチンコビレッジさま、P-BL調査隊さま)

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注意:2011年分は管理人予測値として、パチンコは150万台、パチスロは前年比
+10%UPの98万台としました。

さすがに150万台まで減少することはないと思われますが、それなりの厳しい数値
になることは避けられません。当然、この影響はパチンコメーカーへ直結することに
なりますが、競合メーカーでみた場合、強いメーカーほど影響が出にくいといえます。
それは、例え全国的に新台導入が控えられたとしても、大多数のユーザーが求める
「海(三洋物産)、慶次(ニューギン)、京楽ブランド」は、絶対になくてはならない機械
であるためです。どのホールも真っ先に確保したいブランド機であり、機歴を作るには
必要がなくても、そのメーカーの新機種を優先的に導入しなければならず、必然的に
強いブランドを持たないメーカーの台は、敬遠されることになります。

上場企業でいえば、SANKYO、平和、藤商事あたりになるのではないでしょうか?
特に、パチエヴァの失速が避けられないSANKYOは、かなり苦しい1年になるでは
ないかと考えています。パチスロ機部門が大きく伸びる等のサプライズがない限り、
来期業績はどう見ても「弱含み」であり、これまで買い推奨してきましたが、一転して
売り目線で株価を見ていくことになると思います(((( ;゜д゜)))

ちなみにパチスロ機の総出荷台数は、2009年の約67万台に対して、2010年は
約89万台まで回復しており、パチスロ機優勢の構図がハッキリと見てとれますね。

ではぁ。。。

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